スタートレック(劇場版) ネタバレあり
スタートレック・ピカードを一気見した流れで、劇場版を1から再視聴。
何度が計画も持ち上がるも、その都度頓挫してきたスタートレックの続編が、当時のスターウォーズブームに乗って復活。
以下ネタバレ
あらすじ
長期に渡る探査航海(テレビシリーズの事)から帰還したUSS エンタープライズ。艦長だったピカードは地上に降りて提督となり、エンタープライズもドックで大規模改装を受けていた。
その頃、巨大なガス雲が、クリンゴン艦隊や惑星連邦のステーションを破壊しながら地球に接近している事が判明。ただちに発進可能な艦は、改装を終えたばかりのエンタープライズだけだった。
臨時措置で艦長に復帰したカークは、ただちにガス雲へと向かうが、本来艦長に就任が予定されていた副長のデッカーをはじめとして、艦内にはぎくしゃくとした空気が流れていた。
ガス雲に到達したエンタープライズだが、ガス雲の強大なエネルギーには全く歯が立たず、逆に操舵手にしてデッカーの恋人でもあるアイリーア中尉を取り込まれ、彼女を生体ドローンへと改造して、カーク達に接触を試みてくる。
ヴィジャーと名乗ったガス雲は、創造者と合体する為に地球にやってきたといいますが、カーク達には何のことだか全く判りません。
そこでカークは、言葉巧みにヴイジャーを説得すると、彼に直接会う事に成功します。
そこに待っていたのは、かつてNASAが打ち上げた探査衛星ボイジャーでした。宇宙の彼方で、まだ人類の知らない機械文明と接触したボイジャーは、そこで彼らに大幅な改造を受け、それらの情報を持って地球へと帰還しようとしていたのでした。しかし、機械文明で改造を受けたボイジャーには人間の存在が理解できず、創造者(つまり人類)との接触を妨害しようとする敵と認識して、地球を滅ぼそうとします。
このままでは人類が滅亡してしまう。そこでデッカーは自らヴィジャー、そして恋人であったアイリーアと融合する事でヴィジャーを説得すると、宇宙の彼方へと去っていったのでした。
テレビシリーズの続編として作られた本作。結局テレビシリーズとして再開することはありませんでしたが、その後の劇場版シリーズ、そして今も続く新作への道を切り開いた記念碑的な作品です。
今見るといかにも野暮ったいテレビシリーズから一変、スタイリッシュになったデザインや特撮には当時感動したのを覚えています。一番好きなエンタープライズと言われれば、この映画に登場したエンタープライズAと答えるくらい、今でも大好きな作品です。
人類の科学力が遠く及ばない未知の存在が敵というのも、スタートレックらしいストーリーですが、進路上の物体を片っ端から情報として取り込んみ融合していくという設定は、後のボーグを連想させるものがありますね。