アキバを食べる

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ラーメン二郎西台店の ラーメン小

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都営三田線西台駅から、駅前にあるダイエーの裏側に向かって徒歩2分の場所に位置するラーメン二郎西台店。

普段は画像のように、隣の写真屋さんの前までびっしり人が並んでいるのですが、今日は何故か一人もいない! これならすぐ座れる!!

という事で、発作的に二郎童貞を捨ててまいりました!(苦笑

だがしかし、店内に入るとカウンターだけでなく壁まで人がびっしり並んでます。なるほど、こういう仕組みなのね(苦笑)

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店長に言われるまま入り口脇の券売機で「ラーメン小」を購入。「小」といいますが、この店では並サイズ。ただし普通の店なら特盛と言われる量のようです。普通の店の大盛りは「少なめ」、並は「半分」とか「ミニ」と注文するそうですが、事前チェックもせずに飛び込んだ二郎童貞のわたしにはよくわかりません。

他にトッピングはネギや玉子などがありますが、一番頼みたかったブタ増しは売り切れ。いや、まだ開店から30分くらいしかたって無いのに早すぎでしょ?

食券を購入すると壁に並ぶよう促されます。この時、券売機の隣りにある給水器か自動販売機で飲み物を確保しなければいけなかったんですが、二郎童貞のわたしはそんな事もしらず奥へ奥へ、壁際へと、後から入ってきたお客さんに押されるようにして追いやられてしまいます。もう戻ることも出来ません。

困りました。このままでは噂に聞く二郎に水無しでチャレンジしなければなりません。

どうするかと悩んでいると、突然店長から「麺のサイズは?」のクエスチョン。

もしかしてこれが、二郎の有名なコールとか呪文といわれる奴なのでしょうか?

などと考える余裕もなく「小です」と答えましたが、問題なかったようで、そのまま次のお客さんへ。隣の人、手慣れたポーズで手に持っていた食券を店長に見せますが「ちゃんと声で」と突っ込まれてます。この辺、二郎ごとにしきたりが違うようで、なるほど、面倒くさいですね。

そんなこんなで待つこと10分。ようやく席につく事が出来ました。店内は非常に狭くカウンターが全部で10席、その後ろに待機列でなんとも落ち着きません。

そしてついに来ました

「ニンニク入れますか?」

コール、コールです。実を言うと、参考にしようと他のお客さんのコールを耳をダンボにして聞いていたのですが、みんな複雑怪奇な呪文を唱えるばかりで、全く参考になりません。

こうなったら一発勝負、行くしかありません。

「ニンニク少なめで」

はい、あとはお任せです。

逃げました、逃げたんですよ卑怯者。さっきまでは「噂に聞く野菜マシマシでも行ってみるか」とか思ってたなんて、お首にも出さず逃げをかましました。

だって童貞ですから。

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そして、コールから間髪入れず出てきました「ラーメン小」です。

二郎というと、あのもやしタワーを想像しますが「野菜マシマシ」の呪文を使わないとそうでも無いですね。それでも普通のラーメンの特盛とか全部乗せくらいのボリュームがあります。

かなりのものです。

ではまず一口。

味は意外と薄口ですね。アブラカラメの呪文を使えばまた違うのかも知れませんが、これではちょっと薄すぎるので、カウンターの上に置いてあるタレをひと回し。

うん、これなら行けそうです。

まずはチャーシュー。とろとろという程でもなく、かといって固くもなく、よく味の染み込んだ肉厚でシューシー。

もやしも手頃で食べやすい量。いわゆる二郎インスパイア系で「野菜マシ」にチャレンジした事がありますが、食べづらいし、野菜の水分でスープが薄くなるしで、あまり良いイメージが無かったので、これで正解だったと思います。

麺は太麺。細麺は好きじゃないので、個人的にグッド。

野菜、麺、野菜、麺を果てしなく繰り返し口に運ぶこと幾星霜。7割位食べたところで、軽い満腹感が襲ってきたので、卓上の胡椒と一味唐辛子を投入。よしよし、行ける、俺はまだ行ける。いや、もうちょっと、ガンバレ。

よし!! ラーメン小無事撃破完了(写真撮り忘れた)

いや、これ、ブタ増しどころか、野菜増しとかアブラマシのどれか一つでも呪文を唱えていたら、命が危ないところだった。

いやー、小泉さん第1話の聖地巡礼をする為には、三田本店でヤサイマシニンニクアブラカラメの呪文を唱えなければならんと言うのに、これは胃腸を鍛えて行かないとヤバい事になりそうだぞ。

こうして、俺の二郎童貞最期の日は終りを迎えたのでした。

さて、器を上げて席を経とうとすると

「おうらぁ!!」

と突然の店長の罵声。

え? 俺、何かやっちゃった??

とマジビビリで再び席にシットダウン。

よく見ると、店長、店の外に怒鳴ってます。どうやら店の前に止まった車に「路駐すんな」と怒ってるようです。

そういえば、中野の無鉄砲も入口の壁一面に路駐への警告がベタベタ貼ってあったなあなどと思っていると、急転直下、一転店長が平謝り。

どうも隣のお店のお客さんだったようです。

店内の雰囲気は微妙なものに。常連さんと思しきお客の中には店長をかばうような発言をして、さらに店長がそれに乗っかって……さすがに隣お客を悪し様に罵るような人はいませんでしたが、せっかく盛り上がった気分が台無しです。

タイミングが悪かったと言えばそこまでなんですが、常連さんが多いお店独特のイヤな部分を見てしまった感じですね。

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味に不満はないのだけど、うん、まあ、次は無いかな。

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