アキバを食べる

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最強戦艦 魔龍の弾道〈1〉

 我々と異なる世界における「大和」を主人公にした架空戦記
 歴史が異なれば、道具である大和のデザインも当然異なる。この世界の大和は、史実では計画だけにおわった紀伊型戦艦の拡大発展型の16インチ連装五基十門という、架空戦記としては一風変わったデザインをしています。
 連装五基十門という砲配置は結構好きなんですが、やはりバランス悪く感じるせいか、八八艦隊が登場する架空戦記でも無ければまず登場しないので、史実に即しているデザインでありながら、架空戦記というジャンルではかなり奇抜なデザインになっています。
 それでも、短絡的に大和をチョー空母やチョー航空戦艦やチョー合体巨艦にしてしまう人たちに比べると、かなり地味なのですが、その分建造に至るまでの過程の描写は現実とまごう程に詳細で、建造だけ一巻丸々一冊使っていると言っても過言ではありません。
 事実戦闘シーンはプロローグにちょっとあるだけで、こんなので売れるのか?と心配になってしまう程の地味さ加減ですが、この頃はブームも一段落して、マニア相手の商売に意向し始めた時期なので、こういう地味な作品を展開する余地があったのかも知れません。