アキバを食べる

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スターシップトルーパーズ レッドプラネット(ネタバレあり)


「スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット」吹替版TVCM 30秒


スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット(プレビュー)

sst-mars.jp

 

スターシップトルーパーズで唯一見ていなかったレッドプラネットがアマゾンプライムに降りてきたので、さっそく視聴しました。

 

あらすじ

前作でバグズの地球侵入を許したジョニーは、その責任をとって降格され、現在は火星のステーションで新兵の訓練教官を務めていた。

厭戦気分が蔓延した火星では、反地球の機運が高まっており、ジョニーの部下たちもポンコツ呼ばわりされるような腑抜けばかりだった。

一方その頃地球軍はバグズの本星に大規模攻勢をしかけていた。

その作戦に艦長とした参加していたカルメンに、旧友のカールがテレパシーで助けを求めてくる。連邦の超能力担当大臣を務める彼は、なぜか連邦の情報機関に追われているのだった。

丁度その頃、火星に突如無数のバグズが出現。

火星は火の海に包まれる。

 

 

以下ネタバレ

全ての黒幕は、連邦軍総司令官エイミー・スナップ。

26歳で総司令官にまで登り詰めた彼女は「人類史上最も聡明な女性」と呼ばれていたが、実際は支持率を操るのに長けただけのポピュリストだった。

わざと火星のバグズ侵入を見逃した彼女は、反地球の機運が高まっている火星をバグズごと滅ぼす事で、他の植民惑星が二度と反地球運動など起こさないよう威圧しつつ、力強い指導者として自分の支配を盤石なものにしようとしていたのだった。

それを知ったカールは、テレパシーでカルメンに助けを求め、一方で戦死した恋人デイジーの幻影を使ってジョニーを導いていたのだった。

ジョニーと部下たちの活躍、そしてカルメンの協力により、エイミーの陰謀は阻止され、火星の危機は救われた。

支持率が急低下したエイミーは地位を追われ、後任が決まるまでの総司令官代行にはカールが就任したのだった。

カールは陰謀を利用して出世しようとしたのではないか?

だが、ジョニー、カルメン、カールの3人の友情にとっては、そんな事はどうでもいいことだった。

危機は救われたが、火星はまだバグズに占領されたままだ。

ジョニーは生き延びて一人前の面構えになった、かつての新兵たちを率いて、火星の戦場へと戻っていくのだった。

 

 

ポピュリズムで大衆を欺くエイミー・スナップのキャラクターは、プロパガンダ映画のパロディとして作られた第1作をかなり意識した造形がされており、全体的にバーホーベンを意識した作りになっています(といっても、あそこまで皮肉たっぷりではありませんが)

それにしても、3に登場したオマー・アノーキ総司令官といい、このシリーズに出てくる総司令官は、無能か頭がおかしいかどっちかですな。

そしてビックリ、1のヒロイン、デイジー・フロレスが再登場。といっても、実際はカールがジョニーを勇気づける為に見せた幻影だったようなんですが、あまりに突然だったんで、最初誰だか判らなかったですよ。

けど、ジョニーとイチャイチャしているシーンも、裏でカールがコントロールしているのかと思うと、笑っちゃうような痛々しいような。

今回は3~4に登場した大型のマローダータイプは登場せず。最後まで装甲服型のスーツのみ。そのかわり、ここ数年で技術が大幅に向上したらしく、ジャンプ用のロケットパックや、肩に装備したミサイルランチャー(ロケットやガトリング砲なども装備可能)など、原作の宇宙の戦士をかなり意識した戦闘シーンを見ることが出来ます。

正直、前作は今ひとつだったのですが、今回はアクション映画としても大変良く出来ていて、満足な内容でした。

映画館の大画面で見れなかったのが、本当に残念です。