荒唐無稽さを競うマンガですら、時として一線を越えてしまう作品が登場する。
本書は、そういった「一線を越えてしまったマンガ」を、と学会の面子が、いつものノリで面白おかしく紹介している。
定番の『ファミコマンドー竜』にはじまり、誰もが無かった事にしたい『新宇宙戦艦ヤマト』といった大物の作品、一線を越えて誰も到達出来ない高みに到達してしまった『町田ひらく』。
さらには自分と違う人格を持って喋るチンコが出てくるBL漫画、ゴジラに骨法で戦いを挑む格闘技マンガ、韓国人の真っ青な丸パクリマンガなんてものまで多種多様。
世界の広さと、人間の想像力の多様さを思い知らされる一冊。