教範遊撃隊血風録〈3〉ソロモン海、燃ゆ!
ガダルカナルの支配権を巡って激突する日米。
なんとかガダルカナルを落とした米軍であったが、そこには日本軍の罠が待ち受けていた。
今回のテーマは宣伝戦。
徹底的な通商破壊に出た日本軍によって、ガダルカナルで孤立する米軍。
情報統制が行われている日本と異なり*1、報道の自由が認められているアメリカ相手に、積極的にガダルカナルの惨状を報道する日本。
報道に煽られた市民の突き上げによって、場当たり的な対応を繰り返さざるを得なくなった米軍が、一方的に傷口を広げていく中、刻一刻と米軍を締め上げる日本。
勝つ為には手段は選ばんとはいえ、報道の自由が悪用されているのはなんとも皮肉。
日本側のイヤらしいところは、自分達に都合の良い部分をクローズアップしているだけで、けしてウソはついて無いんですよね。
実際、こんな宣伝戦が出来る人間が日本にいたら…………
やっぱ外務省のお公家様がダメなのか、未だに日本って宣伝戦に弱いですよね。