アキバを食べる

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帝国宇宙軍1-領宙侵犯 佐藤大輔

 作者の絶筆となってしまった本書。

読む前は「真・地球連邦の興亡だろうか?」と思っていたのですが、実際は「大サトー星界の紋章」でした。

 

超光速航行の事故で地球から遙か離れた宇宙に跳ばされた人類。

それぞれ独特の文化や思想を持ったいくつかの国家のうちの一つ、銀河帝国を中心に国家の興亡が描かれる……というところで終わってしまった訳ですが。

終わってしまって良かったかも知れません。

佐藤大輔作品は現実の状況をカリカチュアして作中に投影するのが魅力の一つではあるのですが、今回は露骨過ぎて、このまま進んだらあまり良く無い事が起きるのではないかと不安になる程でした。

 

今となっては未来がいかほどか知る由もないのですが、どうせ3巻あたりでまた続きが出なくなるなら、1巻でも似たようなものだと、つい皮肉の一つも言いたくなる結末ではないですか。

 

さっさと戦艦播磨の生涯を取材を終えて、あっちから帰ってきてほしいものです

 

帝国宇宙軍1-領宙侵犯- (ハヤカワ文庫JA)