集団美少女戦士キューティ・パンツァー 著:三門鉄狼
どっから見ても使徒かヘテロダインのパクリにしか見えない投げやりな異次元からの侵略者“テセラクト”による攻撃さらされ地球。
学校から帰ってきた見神楽直を待っていたのは、テセクトラから地球を守る国連直轄の秘密組織WPOの基地に改造された我が家と、基地の司令に収まった両親、そして1023人のガールフレンド(未満)大隈沙詠だった。
同じように攻撃にさらされている1024の平行世界から集められた1023人の沙詠(この世界の沙詠は除く)と共に、直は地球を救う事が出来るのか?
未来や平行世界から自分を連れてきて、協力して戦う──宿題を手伝うのは危険だから禁止──って話はよくあるけど、ヒロインを集めてウハウハハーレムってのは聞いた事無い。
まあ、実際にキャラクターが書き分けられてるのは10人くらいで、残りは単なるモブでしか無く、ストーリーもウハウハハーレムとは程遠い、ある意味同じ平行世界物の“ぼくら”に近い感じ────あそこまでシビアではありませんが。
もちろん、お色気魔法少女が戦う話っぽい表紙は釣りです(苦笑
全26話のアニメをダイジェストで小説化したという体裁なので、ストーリーが駆け足なのはワザとなんでしょうが、もうちょっと余裕持った内容でも良かったんじゃないかな?
正直いろいろと、勿体ない。