アキバを食べる

オタクが食べ歩いたり、聖地巡礼先で食べ歩いたりするブログ。

円環少女 (11)新世界の門

 この小説って、魔法使い同士の戦いとか言いながら、基本的な部分でSFなんだなぁ……と思わず唸らされてしまった第11巻。
 もともとこの世界の魔法は、魔法使いを量子力学で言う「観測者」的な者と規定し、魔法を「観測者のバイアスがかかった観測結果」として現実に押しつけるというプロセスを経ている以上、突き詰めれば神すらも観測によって規定出来る訳か。
 そして、何の躊躇も無くヒロインを大量虐殺者に出来る作者の容赦のなさに憧れる。