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皇国の機動要塞―マリアナ海域、浪高し!

皇国の機動要塞―マリアナ海域、浪高し! (RYU NOVELS)

皇国の機動要塞―マリアナ海域、浪高し! (RYU NOVELS)

 

 南洋で海底資源────現在で言うところのメタンハイドレード────の採掘に成功した日本。
 燃料問題も解決し一気に資源大国になったものの、採掘には欧米の最新技術が必要な為、自然と欧州との関係は良好なものに。
 ところが、海底資源の採掘場所がマリアナ諸島と目と鼻の先だった為、米国との関係が急激に悪化。
 米国と戦争はしたくないが、資源も手放せないジレンマに陥った日本を、一般に架空戦記では悪者として描かれることの多い海軍中堅幹部の視点で描いた架空戦記

 

 海底資源を守る為に、最初から島嶼戦向けの戦備を揃えていた日本vs予想もしていなかった島嶼戦を強いられるアメリカという史実とは逆の戦い面白い。
 少々政治状況がアメリカに不利過ぎる────前述の通り欧州と日本の関係は良好の為イギリス連邦諸国は好意的中立を保っており、国際的にも、国内的にも、ルーズベルトの外交の失敗が日本を開戦に追い込んだと見なされている────きらいもあるけど、これくらいの政治状況じゃないと、日本はいい勝負すら出来ないからなぁ。

 

 ちなみにタイトルの「機動要塞」は、島嶼の陸上基地と空母戦力を複合的に運用する戦術の名前であって、胡散臭い海上要塞とかが登場する訳ではありませんので念のため(苦笑