アキバを食べる

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帝国の危機〈1〉予期せぬ戦争

 藩閥政治が早く崩壊した結果、極端な政党政治に傾いた日本という変わった状況設定の架空戦記
 政党が強い結果『軍の独走』の類は無くなったものの、極端なポピュリズムがはびこってしまい、軍事的必要性が無い基地を公共事業として田舎に作ったり、戦術的な必要性よりも談合の都合で戦艦の性能が決められたりと、別の意味で暴走気味の国家となった日本が、こればかりは相変わらずな省益優先な外務官僚の暴走で、誰も───当の外務省も───知らないうちに日米が戦争状態に突入してしまいます。

 

 なんとも酷い国家体制に見えますが、なんて事はない、現代日本社会そのままなんですね、この世界。
 だから官僚的な仕事は現実の歴史より効率的だったりして、それが今のところ良い方向へ向いているのですが、この期に及んで国家の存亡よりも省益の為に動く外務省がアメリカ以上の強敵として立ちはだかりそうで…………史実も帝国陸海軍は、連合国より同胞の陸海軍をより憎んでいたなんて言われるくらいですから、あり得ない話では無いのですが。
 『帝国の危機』というタイトルも、外敵の危機というより、腐敗した国家体制という内的な危機を指しているんだろうなぁ。